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表計算とは,縦横に並んだ「セル」にあるデータ,数値や文字列,を計算したり 論理演算を行ったりして,処理を行うアプリケーションです.個別のセルどうし の計算よりも,主として,列や行単位で同じ処理を繰り返す目的に使われます. そのために,「表計算」という名前がついています.
マイクロソフトのExcelが非常に有名ですが,このCalcはExcelとの互換を狙って 開発されています.ここでも,サンプルファイルを利用して操作性を試してみま しょう.
Writerのときと同じ様に,以下にファイルを用意しておきます.パソコンショッ プの売り上げ集計の例です.表計算では,人とやりとりするときに,CSV形式と 言って,カンマ区切りのテキストファイルとして保存することが良くあります. そのCSVファイルの例もありますので,読み込むときの操作を試してみて下さい.
わたしは職業柄,上記のような売り上げなどの計算を行うことはありません.そ のため,その手の例は得意ではないので,もうちょっと違う例も挙げてみること にしましょう.以下の例は,本年度の授業でも用いたビンゴの台紙的な動きをす るものと,学生の成績集計雛型です.
縦横に5行5列の枡目が並んでいます.枡目にアルファベットのo (オー,小文字) を入れて行くと,リーチやビンゴを判定してくれます.どのような動作になって いるのか,セルをクリックすると数式が表示されますので,興味ある人は見て下 さい.
16人の学生が全部で8回あった小テストを受けています.各回ごとの成績は教員 が私のようにナマケモノなので100点満点でなく,おおざっぱにABCDで判定して います.その成績をA5点,B4点,C3点,D0点で集計し,40点満点のところを100 点満点に換算しなおして,80点以上を最終評価A,70点以上がB,60点以上がC, それ未満はDと判定しています.平均点や標準偏差,成績評価の分布,グラフな ども入れられています.セルの中身はクリックしてみて下さい.
Writerのときと同じように,Excelのファイルを読み込んでみましょう.マクロ などの使用された複雑なものではなく,単純な三角関数の計算を行ったものです. この程度でしたら,互換性に問題は無いようです.
Writerのときと同じく,自分で修正等を加えて別名で保存するときにExcel形式 を選択してみて下さい.そして,御自分の普段の環境できちんと再現されるかを 見て下さい.
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