プログラミング入門 情報科学演習
2024.10.21

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  1. 本日の作業内容

  2. 前回の復習

    IDLEのインタラクティブモードで基礎的な内容の確認を行いました.演算子,数値リテラル,文字列リテラルをはじめ,代入など多岐にわたる項目を学習しました.今後はそれらをスクリプトの中で使用していきますので,しっかりと習得していきましょう.

  3. 画面への表示

    • print関数
      • スクリプトプログラム
      • 初回の授業でちょっとだけ体験した Hello, world! という文字を画面に表示させるプログラムですが,そのときのようにテキストエディタにプログラムを記述して,それをターミナルで実行するという方法が今後の基本となります.そのようにエディタで作成したプログラムファイルをスクリプトといいます.ソースコードということもあります.

        print('Hello, world!')

      • コメント
      • プログラムは作成した本人以外にはなかなか理解しにくいものになることが多くあります.また,時間が経つと自分で書いたプログラムもよくわからなくなることもあります.そのため,プログラム中に簡単な説明文を書いておくことがよく行われます.

        Pythonでは記号 # の後に続く文字はその説明文(コメント)としてプログラムの動作とは関係なくなります.教科書にも書いてありますがハッシュ # はシャープ ♯ とは違う記号なので,間違えないでください.

      • 空行
      • プログラム中になんらかの処理の切れ目のところに空行を入れておくと全体を見渡した時にブロックとしての塊を認識しやすくなります.適宜空行を入れるようにしましょう.

        ときどきすべての行の間に空行を入れる人もいるのですが,それは逆に見づらくなりますので,きちんと処理の切れ目の部分に空行を入れるようにしてください.

      • print関数による画面への表示
      • 前回とりあえず見よう見まねで実行した Hello, world! を画面に表示したプログラムで使用しました.今後この print 関数は毎回必ず使用しますので,しっかりと理解してください.

        print 関数のツボ

        print('hoge')
        文字列 hoge を画面に出力
        print(hege)
        変数 hege の値を文字列として画面に出力
        print('hoge' + hege)
        文字列 hoge に続けて変数 hege の値を文字列として画面に出力
        print('hoge', hege)
        文字列 hoge を画面に表示した後で空白文字の後に変数 hege の値を文字列として画面に出力

        上で説明したように print 関数が出力するのは文字列のみです.文字列の中に変数の値を入れて出力したい場合には後述の format メソッドを称します.

    • 表示と改行
    • Python で他の言語と少し違うのは,この print 関数で画面に文字列を表示させる場合に文字列の最後に自動で改行してくれることです.他の言語の大半は自分で改行文字を入れないと改行してくれません.そのため,改行したくない場合には Python では逆に改行しないために文字列の表示の後に改行しないための引数が必要になります.

      print('Hello, ', end='')
      print('world!')
      

  4. f 文字列

    ここまでは文字列を画面に表示させることを行いましたが,プログラムにおいては計算した数値や変数の値などを表示させることが頻繁に行われます.そのため,数値や文字列を一緒くたにして表示させるための書式化を行うための方法の一つが f 文字列です.重要ですので,ぜひ理解してください.

    print(f'hoge {hege}')
    

    教科書の p.152 からより詳細な文字列の書式化の説明があります.そのときにまた詳細は学習しなおします.
  5. 実習

    本日の演習問題です.予習用に一部が見えています.

  6. 本日のまとめ

    • print 関数
    • print 関数は引数として与えた文字列を画面に出力します.出力するのは文字列であることに注意しましょう.変数を引数にすると,変数の値を文字列として表示します.

    • f 文字列
    • 文字列や変数の値を混在させて表示させる際に,文字列の結合やカンマで区切って引数に加えるなどの方法では見た目が煩雑になりますので,文字列に値を埋め込む方法があります.それが f 文字列です.この授業では今後毎回必ず使用しますので,しっかり理解しておきましょう.

  7. 次回の予習範囲

    引き続き教科書p.30-43までを扱いますが,教科書 p.96 に説明がある乱数も使用します.詳しくは授業で説明しますが,予習もお願いします.

  8. 宿題

    課題の提出においては,解答用紙を使用します.以下にサンプル(あくまでサンプル)を用意していますので,確認してください.

    解答用紙(サンプル)

    開いてみるとわかるように,まずは上部の学生番号と氏名を自分のものに変更してください.その上で,プログラム本体の中にも学生番号を出力する print 関数がありますので,その部分の学生番号も自分のものに変更してください.

    実際のプログラムはその学生番号を出力する print 文の後に作りますが,最後にハイフンのラインを出力する print 文の前までとしてください.そのハイフンラインは必要ですので,削除しないでください.

    レポート提出システムを使用します.課題の公開は原則として火曜日の10:00以降で,提出締切りは翌週の月曜日の10:00です.

    レポート提出システム上で解答用紙をクリックして開くと文字コードの関係で文字化けして見える可能性があります.ですので,右クリックしていったんダウンロードしてから開いて使用してください.
他学科の学生さんはレポート提出システムへの登録が必要ですので,必ず縄手までご連絡下さい.

nawate@の後にecs.shimane-u.ac.jpがアドレスです.


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