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GNOME環境の標準のファイル保存操作を試してみましょう.先ほどから起動して いるgEditを使って適当なファイルを作成します.中身は何でも構いません. それに名前をつけて,新しいディレクトリに保存することを行ってみます.先ず は,図1のようにテキストファイルを作成しておきます.オレンジ色で表示され ているタグの部分は,まだ,保存されていないために「名前無し 1*」になって います.アスタリスク(*)は,中身を修正して保存されていない状態を表してい ます.
図1 gEditによる準備
図2 gEditの保存ウィンドウ
その下には左右に並んだウィンドウがあります.左側は,カレントディレクトリ にあるディレクトリ一覧です.右側がカレントディレクトリにあるファイル一覧 です.左側のウィンドウの一番上にある ./ はカレントディレクトリ を意味しており,次の ../ が前述のように,上位階層のディレクトリ です.最後は,ファイル名を入力するための枠があり,最初は「名前無し 1」が 入っています.
この状態で,新しくディレクトリ(フォルダ)を作って保存してみましょう.
図2のウィンドウの左上にあるボタンの「ディレクトリ作成」をクリックしてみ ましょう.図3に示す小さなウィンドウが表示されます.
図3 ディレクトリ作成ウィンドウ
新しくディレクトリが作成されると保存ウィンドウの表示に今作成したディレク トリが追加されています.図4のようになっているでしょうか.
図4 ディレクトリが追加された状態
図5 ディレクトリを移動した状態
図6 保存が完了した状態
今,新しいディレクトリを作成してその中にファイルを保存する作業を行いまし た.既存のディレクトリにファイルを保存するときにも作業手順は同じですが, ディレクトリの階層を上がったり降りたりする場合もあるでしょう.そのときに は,今作業したように,階層を下るときにはディレクトリの名前をダブルクリッ クします.逆に上がるときには,../ の部分をダブルクリックします. 上への道筋は ../ 一つだけです.
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