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デジタルカメラで撮影した写真を加工したり,表現力をつけたりする目的でいわ ゆる「フォトレタッチ」作業を行う人は少なくないはずです.この分野では, Adobe社のPhotoshopという優れたソフトウェアが存在しており,機能限定版がス キャナに付属していたり,販売されたりしているために圧倒的なシェアを持って います.このPhotoshopに対抗して,オープンソースとして公開されているのが, ここで紹介するThe Gimpです.名前は,GNU Image Manipulation Programの略で す.「ギンプ」と発音します.大変豊富な機能を持っているので,全ての操作を 試すことは今日の作業では出来ません.簡単な処理を体験することで我慢してく ださい.
GNOMEメニューから起動します.図1の経路で選択してください.
図1 Gimp起動メニュー
図2 Gimpインストールウィンドウ
図1 Gimp基本ウィンドウ
先ほど,Drawで矢印を作成しました.例えばそれをJPEGやPNGなどの形式で保存 したとしますと,画像のサイズはA4になっています.通常のドロー系のツールで はJPEGなどで保存すると,画像中のオブジェクトの部分だけを抽出して保存する のですが,Drawは用紙全体を保存すると言うちょっと不可解な動作をします.無 駄な領域が多いので,余分な周囲を切り取る加工をしてみましょう.
先ほどの矢印をGimpで開きます.必要な部分だけを選択して,ウィンドウのどこ でも良いので右クリックします.出てくる「編集」メニューから「コピー」もし くは「カット」を選択します.次に,右クリックで「ファイル」「新規」と進み ます.「新規画像」ウィンドウが開きますが,そこは「了解」しておきましょう. 新しいウィンドウが開いたら,その上で右クリックして「編集」「ペースト」で す.また,右クリックで「ファイル」「保存」とすると,必要な部分だけを抜き 出した矢印画像の出来上がりです.
時間があるようでしたら,リンク先にあるロゴの作成にも挑戦してみましょう.
http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~nawate/lecture/seminar02/7-12/7-12.html#gimp
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