今までに紹介したのは、Rubyでできることのほんの一例です。これ以外に
たくさん
の命令があり、また、使い方がありそれらの集合体としてまっとうなスクリプトが
作られるわけです。が、ここでは、今までに出てきたものを基本に何か作ってみるこ
とにしましょう。次のうちからお好きなものを選んで挑戦してみてください。
- 平均値の計算
コマンドラインから引数として与えた複数の数の平均値を求めるスクリプトを考え
ましょう。使うのは、いくつかの変数と ARGV 、ループを用意した方が
よいでしょう。また、平均を求めるための引数の個数は ARGV.size とす
るとでてきます。計算するためには、to_i (整数化)もしくは
to_f (浮動小数化) を
忘れずに。
- 時間、分、秒を秒数に変更する計算
コマンドラインから時間、分、秒を与えるとそのトータルの秒数を計算してみましょ
う。ARGV という配列に時間、分、秒が入っていますので、要素の0番め、
1番目、2番目をそれぞれ整数化して換算します。
- 要素の入れ換え
引数として与えたいくつかの入力データの順番を反対にして表示させてみましょう。
ループや ARGV.size など使いましょう。
なお、上のスクリプトの例はこちらのページに用意してありますので、よくわから
ないときには参照してください。