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これから少し体験するプログラミングにおいても、作成したプログラムの実行はター ミナルからコマンドにより行います。それが、もっとも単純で簡単な方法だからで す。その時に、注意することが一つあります。それは、ディレクトリです。スクリ プトを作成するのはエディタです。エディタでプログラムを入力して、ファイルと して保存します。そして、その後、それをターミナルから実行します。その時に、 ファイルがどこのディレクトリにあるかが分かっていないと、実行されないでエラー がメッセージがでてしまいます。
午後の最初にlinuxというディレクトリを作りました。今後は、そのディレクトリの中 で作業をすることにします。エディタで作成したスクリプトを保存するのも、実行 ためのコマンドを入力するのもそのディレクトリで作業しましょう。もし、今、自 分がどこにいるのかわからない場合には、カレントディレクトリを表示する、
$ pwd
をターミナルに入力して確かめましょう。結果が、
/virtual/home/linux**/linux |
になっていれば、大丈夫です。そうでなければ、次のようにして移動しておきましょ う。
$ cd ~/linux
突然、~の記号が出てきました。チルダと読みますが、これは、シェルによって理 解される特別な意味のある記号で、ホームディレクトリを表しています。上の意味 は、ホームディレクトリにあるlinuxディレクトリに移動することです。
次に、エディタを立ち上げて準備しておきましょう。これまで、gEditとXEmacsの 二つのエディタを操作しました。自分の好きな方で構いませんので、linuxディレ クトリから起動しましょう。また、どうせなら、初めから作業するファイルの名前 を指定して起動しましょう。ターミナルで次のどちらかの様にします。
$ gedit hello.rb &
もしくは、
$ xemacs hello.rb &
これで、準備は整いました。
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