13. コマンド入力

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LinuxもUNIXで使用するコマンドがほとんど使用できます。UNIXには歴史的に SystemV系とBSD系がありますが、どちらのコマンドも使用できる場合が多いです。 ただし、すべてがそろっているわけではないので特殊なコマンドの場合には注意が 必要です。

さて、UNIXがパソコンが普及して以降も根強い人気を持って使用されているのは、 このコマンド操作が理由の一つです。コマンドは文法や使用法を知らないと使えな いし、視覚的にわかりづらい場合があり初心者にはなかなか毛嫌いされるものです が、慣れてくると便利さが実感できるようになります。また、便利になるように パ イプやリダイレクトなどの機能も備わっているので、必要な情報を素早く手に入れ たり、操作したりするのに適しています。たとえば、何百とあるファイルの名前を 一斉に変更したり、コピーしたりすることはコマンドを使用すると一発でできます。 GUIの環境ではアイコンを選択したり動かしたりとそれなりに時間がかかるので、 そのあたりがコマンドの人気の理由です。

また、コマンドの使用は、実は、シェルというものを介して行われており、そのシェ ルの機能が豊富であるためにずいぶんと便利になっています。ここでは、コマンド とシェルの便利な機能について実習します。

コマンドはよく使うものだけでかなりあります。使い込んでいくうちに自然と覚え ていくわけですが、今日のところはとりあえずいくつかを試してみて、その後で必 要に応じて使用していくことにします。まずは、代表的なものをいくつか列挙して みますので、試してみてください。なお、今までにも少し出てきましたが、コマン ドを入力する際に、このwebテキストでは

$ ls

のように表示します。ここで、 $ の記号は、ターミナルにあるプロンプ ト記号です。これは、ターミナルへの入力が可能であることを示しているマークで して、MS-DOSの > と同じです。ですので、 $ は入力する 必要がありません。その後の文字から入力してください。また、入力完了後はエン ターキーを押してください。

他にもコマンドはたくさんありますが、ここで一時中断して先に進みましょう。


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