コンピュータセミナー
2001.6-1の復習課題のヒント
ヘッダのところで紹介した図にはReferences:というフィールドもある。これは、そのメールがどのメールを受けて出されているかの状態を把握するためのフィールドである。これがどのように働くかは、「スレッド」(thread) という相関関係のあるメールを順番に並べてグループ化する機能で確かめることが出来る。
自分宛に件名がTestのメールを出し、さらにそのメールに返信してみる。さらにもう一度返信してみると、受信箱の中の件名のところがどのように表示されているか確認する。それが、スレッド表示である。「サマリ」メニューの「スレッド表示」と「スレッド解除」を両方とも試してみて違いを見よう。そして、スレッド表示の時のメール一覧ウィンドウをヒントページにある方法に従ってメールに添付して提出せよ。
xwdとThe Gimpを使って画面キャプチャと切り出し、画像変換を行う。それなりに大変なので、分からない場合には質問をすること。
ターミナルを立ち上げて
$ jman xwd
としてみよう。使用方法が表示される。しかし、たぶんそれでは理解しにくいので以下に示す方法で画面キャプチャを行う。
ターミナルウィンドウとSylpheedのサマリウィンドウ(メールの一覧が表示されるウィンドウ)が重ならないようにする。その状態で、ターミナルで次のコマンドを実行する
$ xwd -out summary
Enterキーを押すとコマンドプロンプトが消えて一見何も出来ないように見える。その状態で、マウスをSylpheedのウィンドウ上に持っていって左クリックする。ビープ音が2回鳴るはずである。そうすると、先ほどのターミナルにコマンドプロンプトが戻っている。lsでファイル名一覧を表示するとsummaryというファイルが出来ている。
$ ee summary &
として、きちんと画面がキャプチャできているか確認する。
GNOMEメニューのグラフィックからGIMPを起動する。(ターミナルからgimpとしても良い。)初めて起動するときには、GIMPをインストールするか聞かれるので、OKしてインストールを始める。
無事に起動が終わると道具やパレットのアイコンが表示された小さな縦長のウィンドウが表示される。その中の「ファイル」から「開く」を選択し、先ほどのsammaryを選ぶ。すると、画面にSylpheed全体をキャプチャしたウィンドウが現れる。
ツールウィンドウ(はじめに立ち上がったウィンドウ)の左上の周囲が点線の長方形が表示してあるボタンをクリックする。これは、矩形の範囲選択ツールである。クリックしたら、summaryウィンドウのスレッドに関係したメールの日付、差出人、件名が含まれるように、マウスでドラッグしながら範囲選択する。選択は左上から右下でも右上から左下でもどの向きでも良い。
上手に選択できたらその点線の枠内でマウスを右クリックする。メニューが表示されるので、「編集」から「コピー」を選ぶ。次に、同じように右クリックして「ファイル」から「新規」を選択する。確認ダイアログが表示されるので、「了解」する。そうすると、先ほど自分が範囲選択したのと同じ大きさのウィンドウが開くはずである。そのウィンドウ上で右クリックして「編集」「ペースト」とすると、先ほど選択した範囲の画像がコピーされる。
新しいウィンドウ上で右クリックし、「ファイル」「保存」とすると、ダイアローグウィンドウが表示される。「保存オプション」のところの「ファイル形式の決定」ボタンでJPEGを選ぶ。ファイル名をthread.jpgとして「了解」する。(さらにダイアローグが出て「エクスポート」するかと聞かれたら「エクスポート」ボタンをクリックして了解する。)さらに、画面保存ダイアローグが表示され、画質などを聞いてくるので、そのままで「了解」をクリックする。これで作業は完了である。再び、
$ ee thread.jpg &
として、ちゃんとファイルが出来ているか確認したら、メールに添付して提出する。
課題
ヒント
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