デスクトップはXウィンドウシステムという画面の描画を司る仕組みの上に表現 されています。ウィンドウシステムとは文字どおり、各種のウィンドウを扱う ためのシステムであり、ウィンドウの重なりや強調、マウスの動作などを制御 しています。ウィンドウがたくさん表示できるので、当然ウィンドウの位置や 大きさを変更する操作も必要になります。基本的には、他のOSと同じ動作です が、部分的に異なるものもあるのでおおざっぱに紹介しておきます。
ウィンドウ上部の少し太い枠をマウスでドラッグするか、Alt キーを押したままウィンドウ内の任意の場所をドラッグすることによりウィン ドウが移動できます。
ウィンドウの枠の左右および下の少し細い枠をドラッグ することにより大きさが変えられます。また、右もしくは左斜め下の部分をド ラッグすると縦と横の大きさを同時に変更できます。
ウィンドウどうしが重なっているときには、 上に持っていきたいウィンドウのどこかをクリックすると一番手前に来るので そのウィンドウを使用することができます。ウィンドウが見えないときには、 タスクバーにあるタスク一覧の中から必要なものをクリックすると手前に出て きます。
上部のウィンドウ枠にはいくつかボタンがついています。一番右の×印はウィンドウを 閉じるボタンで、使用しているアプリケーションの強制終了に相当します。一 つ左の↑は最大化ボタンです。デスクトップ一杯に広げるか元に戻すかができます。 さらに一つ左の↓はアイコン化ボタンです。これをクリックするとそのウィンドウ は消えますが、タスクバーにアイコンとして保管され、それをクリックするこ とにより再びウィンドウを開くことができます。また、一番左の下向三角はそれ以外の各種の操作ができるボタンです。クリックするとメニューが表 示されますので、それに従って作業できます。