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GNOMEデスクトップ

  1. 基本画面

    図1に示す画面がGNOMEという統合デスクトップ環境の基本画面です.「統合デス クトップ」というのは,もともとは個々のアプリケーションプログラムごとに個 別に用意されていたユーザインターフェイスを,複数のアプリケーション間で統 一して,操作環境を統合したものです.

    図1 GNOMEの基本画面

    Windowsでは,ウィンドウシステムを利用した操作はWindowsに標準で備わってい る環境に従って行うために,当然「統合デスクトップ」環境になっているのです が,UNIXでは後から付加的な機能としてウィンドウシステムが登場したため,当 初はウィンドウ操作のインターフェイスがまちまちでした.今でも,自分の好き な「ウィンドウマネージャ」を選択することにより,画面イメージや操作感の異 なるデスクトップを利用できますが,ここで紹介するGNOMEのようにアプリケー ション間で同じインターフェイスで種々の操作を行う方が初心者には分かりやす いことから,UNIXでもこのような統合環境が良く使われるようになっています.

    この教室で利用しているLinuxは「Vine Linux」と呼ばれるもので,日本語環境 の充実と初心者にやさしいインターフェイスで人気のLinuxでが,そこでも GNOMEが標準のデスクトップとして用意されています.他の代表的な統合デスク トップ環境にはKDEというものがあります.どちらが良いかは個人の好みの問 題です.

  2. 各種のパネル

    画面の上と下にアイコンやメニューのついたバーがあります.これらをGNOMEで は「パネル」と呼びます.デフォルトでもたくさんのアイコンが用意されていま すが,これは自分で好きなように設定できるので,慣れて来るといろいろと変更 してみたくなるでしょう,今日のところは,このままの利用をお薦めしますが, 興味のある人は試してみて下さい.とりあえず,必要な場所で右クリックを行 うと操作メニューが登場します.

    先ほど図2のGNOMEメニューを開いてみました.ここから基本的なアプリケーショ ンの起動が可能ですが,初めのうちはアプリケーションの名前を覚えていないこ とも多く,どれを開いて良いのか分からないこともあるでしょう.何を行うにも, 慣れは必要です.

    図2 GNOMEメニューのトップ階層

  3. WWWブラウザの起動

    最初に覚えたい操作は,今日の実習作業が掲載されているテキストの表示です. Linuxには何種類かのWWWブラウザ(閲覧ツール)が用意されています.利用者が多 いのは,Netscape Navigatorとそのオープンソース版であるMozillaです.この 二つは最初から下のパネルにアイコンで表示されています.次にこれらを起動し てみましょう.


関連サイト

日本GNOMEユーザ会
日本KDEユーザ会


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