研究紹介



   ◆ 研究紹介





 研究の概要      機械構造物の設計,又はある使用環境に最適な構造材料の設計を行う為には,予想される負荷の下で材料に生じる変形や応力状態を知っておく事が必要です.そこで,色々な先進工業材料を対象に,変形や応力状態の解析を行っています.以下,最近の研究テーマを簡単に紹介します.



 最近の研究テーマ
○ 圧電現象の解析  水晶のような結晶体やPZTのようなセラミックスが外力の作用によって変形すると,電位差が生じます.この現象を圧電効果と言い,この特性を有する材料を圧電材料と呼びます.逆に,圧電材料に電位を印可すると,圧電材料は変形します.そこで,圧電材料に外力を加えたり,又は電位差を印可したりしたときの力学的及び電気的挙動を数値シミュレーションによって解明しています.
○ スマート材料の設計  現在では異種工業材料をそれぞれの材料特性が活かせるように組合せた複合材料が至る所で使われています.厳しい使用環境下では, 材料の応力と変形状態を診断する機能や,応力と変形状態を適当な状態に制御する機能を持つ賢い材料が要望されています.そこで,圧電材料と構造材料を組合せた複合材料を対象に,圧電効果と逆圧電効果を利用した賢い構造材料の設計を数値シミュレーションによって行っています.





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